ストリッパボルト


プレス金型を製作する際にとても便利な部品にストリッパボルトがあります。簡単に説明するとパンチについてくるワーク(プレス加工品)を剥ぎ取る部品がストリッパで、取付ける部品がストリッパボルトになります。各金型部品メーカーやネジ屋さんに標準部品としてあり、即納出来るものです。流石にホームセンターでは取扱っていないと思いますが。そんな身近なストリッパボルトですが、昔の金型をメンテナンスや更新する際に時々使用していない金型に出会うことがあり、画像のようにボルトとナットで代用しています。恐らくストリッパボルトより安いことと入手しやすいからだと思いますが、各ボルトの高さ微調整が必要で再現性が全く無いので現代では使用するメリットがありません。先代の話では1970年代後半ぐらいまではボルト・ナット代用を使っていたそうです。古い(1960年代)金型ハンドブック内にある金型構造図にストリッパボルト?(段付きボルト)らしきものは描かれているのでストリッパボルトを特注部品として製作していたのかもしれません。現在では1本60円~500円(サイズ・長さによる)で様々なサイズが標準品として購入できることはとてもありがたいです。弊社ではΦ4.5~Φ13まで標準的な長さのストリッパボルトを在庫しています。





ストリッパボルト




黒いボルト+銀色のナットでストリッパボルトの代用

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