変わり種曲げ加工


プレス加工で板を曲げると板厚分の曲げRが発生します。ツメのような曲げを整形する際に板面と面一にするにはツメ両サイドにスリットを入れて曲げることで板と面一に曲げることができます。鉄板ではある程度の角度や形状を曲げることはできますが、あくまでも曲げ加工にはRが存在することにが前提となっています。デジタルカメラなどの筐体では製品の表と裏を合わせるために隠したツメを要求されることがあり、アルミニウムであればツメや曲げが無いように見せることが可能です。画像1にある部品はヘアーライン仕上げされた板を成形した部品で、画像2のように裏にはツメが付いています。もちろんオールプレス加工でこの状態を再現しています。最近ではプレス製品のアルミの筐体が減ってしまったので、あまり出番のない技術となりましたが、改めて製品を見ると手前味噌ではありますが、すごい技術だと思います。因みに光輝材では実績がなく恐らく難しいと思います。プレス工程等の詳細はお気軽にお問い合わせください。





画像1 左右上部曲げ加工




画像2 ツメ形状

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