客先トライアル(試打ち)


社内でトライを行い調整が完了した金型は客先のプレス機でのトライが必要になります。まずはじめに客先トライでの確認事項はプレス機の仕様・量産時の材料・使用する油などの基本的なことです。ここに関しては設計前打ち合わせで確認していますので最近は問題になることは少なくなりました。因みに弊社では社内トライ用の材料と油は量産に合わせるために支給していただいてます。客先トライで一番の問題は社内トライと同じものができないことが起こることです。難易度の高い絞りなどで特に発生し、要因はプレス機の精度(弊社や客先の機械が悪いことも考えられます)、ゲタの精度(研磨をお願いすることもあります)、根本的に金型が悪い場合もあります。原因が明確なもので現地で対処できることは対応いたしますが、状況によっては様々な要因が考えられますので持ち帰り再調整することが重要です。特に量産時期が近くなっての客先トライでは量産に影響が出る恐れがありますので、ゆとりを持った日程で進められるとより良い金型が納品できます。










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