絞り金型の再加工


プレス加工で絞りを行うには通常ダイ・パンチに焼入れを施します。その際に焼入れによる歪や変寸が生じ、プレス成形時に様々な問題を引き起こします。歪、変寸に対しては焼入れ済みのダイ・パンチを再加工することで焼入れ前に戻すか、もしくは理想の金型形状にします。一昔前であれば形彫り放電加工で成形し直す(電極が必要になり大きさにもよるが大幅なコストUP要因)ことが精密に加工するには必要でありましたが、現在ではマシニングセンターで歪、変形の再加工が比較的に低コストで出来るようになっています。製品形状によってはマシニングセンターで加工できない物も存在するので形彫り放電加工機もとても重要な機械です。実際の現場では焼入れでの変化プラス塑性変形の複雑な要因もプレス成形時の不具合なので再加工の際に実際にプレス加工で起った現象と経験値を加味して再加工します。製品形状によりますが、絞りのダイ・パンチには沢山のノウハウが詰まっています。






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