FC3S(1988年式)のリアブレーキは少し引きずり気味でピストンダストブーツが破れていたので分解整備を行うことにしました。この車両を入手した2011年に前後分解整備を行っていますが14年ぶりの作業になります。純正相当品ブレーキパッド自体は走行距離も14年間で3万㎞ほどしか走行していないので半分以上残量がありましたが他車との兼ね合いで制動力に不満(久しぶりに乗るとブレーキが甘く感じるので)が出てきたので格安なストリートパッドSFIDA AP-5000(純正ブレーキでは満足できない方におすすめとあり価格設定がすごい)に交換します。カスタムとかを楽しむタイプではないのでこのような部品が出ていることは知りませんでしたが面白い商品だと思います。スポーツ走行出来る個体でもありませんしブレーキタッチが自分の好みに近ければいいね程度の楽しみとブレーキがリフレッシュすることが何よりの楽しみなので好みと異なったとしても恐らく満足してしまいます。分解整備にはリアキャリパーシールキットを使用するのですが、サードパーティ製のグリス3種の色(オレンジ・クリーム・透明)が整備書の純正キットのグリス色(オレンジ・白・赤)と違うので混乱します。先人のヒントを拝見してイコール品を整理しても作業中にわからなくなります。似ている色クリーム・透明・白の扱いで赤とイコールは?で混乱します。整備自体はピストンが抜ければ(SSTが必要)特に難しくはありませんがブレーキダストまみれの部品を清掃するのが割と時間がかかります。溶剤等を使用して洗浄しますが、夢中に作業をしているとゴム手袋外の手の甲(何故か左手の甲のみ)が腫れて炎症を起こし2週間程肌荒れしてしまいました。洗油(灯油)ブレーキフルード等の溶剤を使用する際は肌荒れに注意しましょう。
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