カシメ型


組立工程ではプレス機を使用して各部品を接合することがあります。その際にカシメ型(潰し型)が必要になります。プレス加工にてカシメるには様々な方法がありますが、今回の金型はステンレス丸リベットの先端を一部潰してリベットが外れないようにすることが目的のカシメ型になります。画像1のように製品形状が悪いためにカシメ位置(リベット端面)とカシメパンチまでの距離が遠くなり、上型がとても長くなっています。茶色いウレタンの中にカシメパンチが隠れており、ウレタンの用途はストリッパ(剥がす)の代わりになっています。カシメ位置が遠いことでの問題点は少しのズレでカシメ位置が大きく移動してしまい画像2(1と2の印)のようにズレてしまいます。段階を踏んで調整した物が画像2の右側(3印)になります。弊社でカシメ型を製造することはあまりありませんが、普段の金型設計とは違う視点と工夫が必要なので面白い案件となりました。





画像1 カシメ型全体




画像2 左から大ズレ・ややズレ・調整完了

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