プレス被加工材の変化について


プレス加工には金型と製品になる被加工材があり、被加工材の量産品質の重要性についてのお話です。被加工材の品質変化が特に現れるのが絞り加工と曲げ加工で品質がJIS規格内でも結果は大きく変わることがあります。今回の被加工材品質によるトラブルは量産時のある段階で、順送型にて曲げ加工(2工程曲げ)の際に製品第一曲げ部が折れてしまうことが発生しました。この事に気付くことが遅れたことで2枚重ねとなり、第二曲げパンチが加圧され破損し落下するトラブルが起こりました。幸い大惨事にはなりませんでしたが、被加工材の品質変化は製品が成立しなくなることや金型に大きなトラブルを起こす懸念があります。金型鋼材にも言えることですが、金属や素材は目で見るだけで品質変化は判断できないのでプレス加工であれば材料ロットの変わり目にはとても注意が必要です。今回の案件で被加工材の品質がJIS規格の範疇なのかは調査中です。






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