絞りの空気穴


絞り加工の基本で空気穴の設置があります。絞り型を設計する際に加工時の空気の抜け道を設けていないと様々なトラブルが発生します。代表例として画像1はダイ側の様子で中央がドーム状に膨らんでいます。これはダイ側には空気抜け道を設置してあるがパンチ側に空気の抜け道を加工していないため、絞り加工の際にパンチ側の圧縮空気でダイ空気穴に転写されてしまった様子です。画像2はこれを裏から見たものです。0.5t(SUS304)と比較的薄い板なので簡単に変形してしまいます。パンチに適切な空気の抜け道を加工すればドーム状の変形は改善しますが製品形状や材質によっては大きさや位置に注意が必要になります。





画像1 ダイ側から見た製品凸形状




画像2 パンチ側から見た製品凹形状

電話でのお問い合わせ 047-404-1112
メールでのお問い合わせ
採用特設サイト