金型部品の識別


金型の部品で形状が見た目では判断できない部品があり、組み込み間違いは致命傷になります。対策として識別の刻印を打刻するのですが部品が多数になると識別刻印の人為的打ち間違いも発生します。実際の加工は画像1のように33個の部品をワイヤー放電加工機で切り取っていきます。識別していないと切り取ったあとに区別がつかないモノになります。そこで設計にて工夫をこらし、マシニングセンターでの下穴加工時に追加し識別用の文字を同時加工することで人為的ミスを無くすことができます。文字加工はCAMの種類にもよりますが、弊社でも文字ケガキ加工・カーブ切削加工・輪郭加工などを使用することでマシニングセンターにて文字加工することができます。この段取りを組んでいればワイヤー加工後に組み立て間違いは減り、設計者と組立工の不具合発生時の疑念も生じません。このような小さな対策の積み重ねで金型を設計・製造しています。





画像1 ワイヤー加工時のレイアウト




画像2 下穴と文字加工(マシニングセンターにて加工)




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