CAMの加工精度


弊社ではマシニングセンターで3D形状を加工する機会が多いですが、CAMの加工精度の奥深さが障害になることもあります。画像の赤で囲った箇所は前工程の荒取りが食い込んでしまった状態で仕上げ加工では取り切れない状態になってしまいました。この原因は単純に前工程の荒加工での取代が0.05に対して演算精度のポリゴン精度が0.05なので0.05までの誤差はあり得るとのCAMメーカーからの指摘で、ポリゴン精度を0.01まで高めることで簡単に解決しました。精度を高めると演算時間が長くなるデメリットがありますが食い込みはNGなので今後は設定を変更します。この現象は従来の精度条件では過去に発生していないので、使用頻度の高いこの刃物の全荒取り精度を高めることは演算時間とのバランス(特に荒加工なので)もあるのでより良い設定を見つけることが今後の課題となります。弊社では毎年CAD/CAMの保守契約を行っていますので、常に最新の状態を保っています。






電話でのお問い合わせ 047-404-1112
メールでのお問い合わせ
採用特設サイト