今回も金型の話題ではありませんが、自分的にはとても有益な洗車商品を使用したのでご紹介いたします。船橋工場は南側が大規模な無舗装の駐車場(資材置き場等も兼ねている)で大型車両や重機で資材の移動や運搬を行っている場所に面しています。南風が吹くと敷地内に物凄い粉塵が降り注いで来ます。当然、駐車している車も洗車する気が失せるぐらい南風の時は車が汚れます。基本的に洗車は得意ではないのであまりケミカル系の物も使ったことがないのですが、車両に付いた鉄粉が酷いのでアルミホイール用鉄粉除去剤4Lで一番安い物(ハイエースのワイドは表面積が大きく使用量重視)を試してみました。注記には「ボディには使用しないでください」とありましたが軽く洗車したボディに適量吹きかけると、すぐに反応を起こし紫色に変化します。匂いはワイヤー放電加工機のメンテナンスに使用するメカスラッジクリーナー(日本メカケミカル社製)の匂い(多分パーマ液に近い)を極限まで臭くした様な匂いです。ホイール等の低い位置でスプレー作業する分には我慢できると思いますが、ハイエース等の背の高い車両のボディは涙と咽りが止まらなくなりますのでご使用の際は注意してください。効果は小さい鉄粉は1回のスプレーで殆ど除去でき、大きく錆びている鉄粉は2~3回の繰り返しで分からないくらい小さくなるので気になる箇所は鉄粉取りネンドで除去すれば良い感じになります。個人的にはネンドによる光沢の濁りを取る(磨く)のが面倒くさいことなどが要因で良いケミカルを探し始めたので鉄粉除去剤の使用だけで十分満足しています。定期的に洗車・ボディメンテナンスしている方には全く関係はありませんが、過酷な車両環境の方にはおすすめします。この商品も含めて購入時の成分表示が明確でないこと塗装面へのダメージを検証したわけではありませんので、ご使用の際は自己責任でおねがいします。これだけの除去効果を体験すると逆に毎日ボディメンテナンスを行うプロは時短ができ便利なのでボディへの影響がない確証を得て使用しているような気がします。プロの仕事には時間との兼ね合いもあるので尚更思います。ちなみに一般向けに売っているボディ用鉄粉除去剤はアルミ用の前に試しましたが洗浄液等が混ざっているのか泡と紫色にはなりますが鉄粉除去効果をあまり感じられませんでした。
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