FC3Sを中古車として購入した際にすでに交換取付けされていた社外ステアリングスポークの製造工程を想像してみました。第一工程は厚さ5.0mmのアルミニウム(A5052あたりでしょうか)を素材にヘアライン加工を施したものを準備します。第二工程はプレス機にて外形(ハンドルのT字形)と内形(丸穴等)をコンパウンド型(総抜き型)でプレス加工します。第三工程はT字の外形R加工(画像参照)・皿ボルトの座ぐり・ロゴ(MOMO CORSE)をマシニングセンタ(NCフライス)で切削加工を行います。第四工程はプレス機にてスポークに付いている曲がりを曲げ型でプレス加工します。第五工程は黒アルマイト処理を行います。ステアリングスポーク部の製造は大雑把ではありますが、このような工程になると思います。今回社外ステアリングを観察していたら、弊社の携わる加工がふんだんに使用されていることに気が付きました。現物は裏面にロゴ・品番・その他の刻印が打刻してありましたのでその工程をどこで行うかで、ヘアライン加工が後工程になったりすることも考えられます。
© 有限会社ホトダ技研