先日、趣味である自動車整備を行いました。画像1のようにショックアブソーバー・コイルスプリング・アッパーマウントを新規に交換することが作業です。この3部品は適切な工具があれば簡単に組み立て作業は終わります。
組み立てたものを確認するとロアシート形状とスプリング形状に隙間(画像2・画像3は純正)があるので短絡的に製品の不良と考えました。
この不良が問題になるのかを確認するために、組み立てた一式を車両に取付ける作業を行います。車高調整式サスペンションから純正形状への交換なのでストロークが長くなりスタビライザーリンク等、外す部品が増えるので私のような素人が行うと時間がかかります。取付作業に手間取りましたが、テスト走行に出るために徐行しているだけで異音がします。純正形状は馴染むのに時間がかかると思い暫く走りましたが、変わりません。各締付けボルトを再点検しましたが緩んでいる箇所はなかったので、画像2の状態が異音の要因と思い車両重量がかかった状態(画像4)を確認すると密着しているので製品が要因と言い切れない状況になりました。(工業製品としての精度は問題あると思います。)
何度か走行することで右前だけ異音がすることに気が付き(異音のストレスで冷静ではなかったことや左前が鳴っていればすぐ分かったと思います)ボンネットを開けアッパーマウントのセンターナットを触るとなんと手で回ります。時間をかけて丁寧に行った作業なので自分にミスは無いと思いこんでいることで気がつくことに時間がかかりました。最後にプレス金型では組み立て時の間違いが無いように合いマークが打刻されており、極力ミスが起こらない形状や工夫が施されています。ネジ類の締め忘れは今後一層の注意が必要だと改めて感じました。
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