前回の続きでフロントの分解整備となります。リアのようにピストンブーツの破れや固着はないのですが、分解整備は14年ぶりなので行います。リアに比べるとブレーキダストも比較的少なく部品点数も少ないので簡単な筈ですがピストン外しが苦手です。FC3Sのフロントは対向4POTキャリパーなのでピストンが4つあります。このピストンをエアー圧で押し出し外すのですが、中々4本同時にピストンシールから外れません。少しでもタイミングが悪いと片側だけピストンが抜けるのでエアー圧が抜けてしまいます。今回は強引(プライヤー等で引張る等)に外すことはなく丁寧に作業してみました。ブレーキピストンツール総称?(よくあるピストン戻しSST)を本来の戻しに使うのではなく逆にピストンのストッパーのように使います。対向ピストンが少しだけ出る幅にSSTを設定しエアーで押し出します。それを繰り返すと対向のバランスが崩れて来るのでピストンの出が良い方に適切な幅のソケット(適切であればなんでも可)を挟みSSTの動きを止めてエアー圧をかけると出が悪い方が飛び出します。これを繰り返すと4本同時にピストンが外れます。傷が付く可能性が低いのでおすすめです。この作業の意味が写真もないので分からないと思いますが所有の16mmソケット外径(仕様によってですが)がピストン4本同時排出でした。本業とは関係ないことですが、ご興味のある方はお問い合わせください。後は組み付けるだけなので割愛します。最後に苦手なフルードのエアー抜きです。一人での作業なのでワンマンブリーダー(負圧式)を使用しますが毎度エアーが噛んでいます。やり方が悪いのか物が悪いのか全く理解できませんが仕上げエアー抜き作業が必要になります。安全に関わることなのでとても重要です。
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