車外観で重要視することの一つがマフラーで2本出しが大変好みです。PEUGEOT208GTIの純正は1本出しですが、リアバンパーのデザインが2本出しの似合う形状になっています。ネットを物色するとドイツのFOXと言うメーカーから条件付きで車種専用(車検対応)の2本出しがありました。その条件は純正パイプの切断とリアバンパーの加工となっていました。マフラー入手後作業を開始しましたが、バンパーの加工は手持ちの道具では難しいと感じました。弊社では金型を扱っているので硬いものを切る削るは得意ですが、ジグソーが無いのでバンパーのような柔らかい樹脂はかなり難易度が高いです。ハンドグラインダー等も硬い金属用砥石(樹脂用があるのか分かりません)なので砥石が目詰まりしやすく熱を発生しバンパーが溶けます。結局はバンパーのカットは金切り鋏で大粗切りをし、ハンドグラインダーで発熱に注意しながら少しずつ輪郭を仕上げました。砥石が合っていないので仕上が難しく若干ガタガタになることが不格好なのでカー用品のドアエッジモールを被せることで見た目をごまかし自己満足ですがそれっぽく見えます。加工の本命であるマフラー切断はかなり拍子抜けで純正マフラー切断とありましたが切断箇所は純正状態で分離できる構造で切断は必要ありませんでした。その後の作業はボルトを数カ所締めるだけです。欧州車と日本車(フランジ接合)の違いなのか本商品と純正はバンド接合(締付けトルクが分からない)なので取り敢えずマフラーパテで排気漏れ対策としました。FOXマフラーはサイレンサー内部で分岐している構造なので左側のテールパイプも一応排気をしていますが、排気性能を向上させる部品ではないと思います。最後に排気音も純正と変わらず静かで純正風2本出しマフラーとなり自己満足に浸れます。
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