製品のバリ


プレス金型はパンチ・ダイが摩耗するとバリが発生します。摩耗する要因としては金型の材質、製品の材質、使用する加工油、加工速度、金型のクリアランス、製品形状など、様々なことが関係しています。本題のバリは画像のように極端に偏っているので、何かしらの不具合があったことが予想されます。金型を分解しダイ・パンチを確認すると摩耗ではなく、大きく接触した痕跡があるので横方向の負荷が原因だと思われます。このことからカス等が挟まったまま、製品が送られカスの分だけ斜めに傾いた状態で加工しまったので接触してしまったことが想像できます。修正方法はパンチ新規(既製品)ダイ0.4mm研磨することで修正することが出来ました。カス(スクラップ)による不具合(想像の範囲ではありますが)なので合わせて対策を施し、テスト加工で状況を確認し完了いたしました。通常の摩耗によるバリは限界までプレス加工するのではなく適度なメンテナンス(研磨)がとても重要になります。






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