金型破損の修理


金型修理の依頼がありました。近年弊社で製作した金型では一番大きい金型だったと思います。破損箇所は順送型(2分割金型で後半部)のストリッパプレートが割れてしまっている状況です。現状でも製品を加工することはできていたそうですが、残念ながら、弊社で分解作業を行っていた際に画像のように完全に割れてしまいました。こうなってしまうと、金型改修期日に絶対に間に合わせないといけません。理由としては端的に言えば修理が上手く行かない場合に完全に割れてしまっては元に戻せないからです。破損箇所を新品部品に変えても従来の寸法に戻らないこともあるため、元に戻したい状況も時間の関係上あります。お客様には量産の日程があるので、金型改修期日に間に合わない場合は受入前の状況に戻して量産日程をクリアしてもらうことも可能になります。破損状態でも製品加工できていたことは、保険みたいな(受入前に戻せば一応加工できるため)感じで修理期間に安心があります。どちらにしても、金型修理はトラブルによって起こることが多いので、ゆとりを持って事前手配がなかなかできない事例です。今回の案件はゆとりを持って手配いただきましたが、大きな金型なので全てにおいて時間がかかりました。






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